現役美容師のなっちゃんです。
静電気のせいで髪の毛が「ボサボサ」「フワフワ」「絡まる」をなんとかしたいと思っていませんか?
とくに乾燥する冬場は、静電気で顔に髪がまとわりついて不快という人は少なくないです。
朝、しっかりセットしたのに静電気のせいで台無しになると一日中気分が下がりますよね。
思い通りのヘアだと気分が上がり、自然と笑顔が多くなります。
見た目も若くなるしプラス思考になり、なぜか全てがうまくいくんです。
この記事では、髪に静電気が起きる原因と5つの対処法をお伝えします。
今まで静電気による髪トラブルに悩まされていた方はぜひ参考にしてみてくださいね。
髪に静電気が起きる原因
物体にはプラスとマイナスの電気が同じ量を帯びていますが、主に乾燥によってそのバランスが崩れると静電気が発生します。
寒い冬は暖房を使って湿度が低くなりがちで、湿度40%未満になると静電気が発生しやすくなります。
また、冬は重ね着をする機会が増えます。
静電気の起きやすい素材の組み合わせ、起きにくい素材の組み合わせがあるので注意したいところです。
いろいろな条件が重なっての摩擦によっても静電気が発生しやすくなります。
髪の静電気5つの対処法
毎日のヘアケアを見直すと髪に静電気が起きるのを防ぐことができます。
しやすいものから取り入れてみましょう。
保湿効果のあるシャンプーとトリートメントに
髪の乾燥は避けたいです。
髪質によって一概にこれがいいとはいえませんが、保湿効果が高く、潤いを与えるようなシャンプーとトリートメントを使うことをおすすめします。
シャンプーの仕方にも正しい手順があるので紹介します。
- シャンプー前に、摩擦を防ぐためブラッシングをして髪を整えます。
ブラシは目の粗いもので毛先からブラッシングします。
絡まっているところを無理に引っ張ると髪が切れてしまうので気を付けましょう。 - ぬるま湯で頭皮を洗います。
熱いお湯だと必要な油分まで落としてしまうので絶対に避けましょう。
髪と頭皮の汚れの大半はこの予洗いで落ちます。 - シャンプー剤を手で十分に泡立てます。
直接付けると偏りが出てシャンプー剤が付いていないところが出てくるおそれがあります。
また、シャンプー剤を流すのも楽です。
泡立てるのが面倒!という方は、泡で出てくるシャンプーをおすすめします。 - シャンプー剤で頭皮を洗います。
シャンプーは髪を洗うのではなく頭皮を洗うものです。
髪は付いた泡で汚れは落ちます。
爪を立てずにマッサージするように洗いましょう。 - シャンプー剤を洗い流します。
このときもぬるま湯で流しましょう。
トリートメント剤は中間から毛先になじませます。
髪のケアをするものなので、頭皮には付かないようにしましょう。
3ヶ月に1回くらいは美容院でのトリートメントを受けると良いでしょう。
ブラシを変える
ブラシはプラスチック製のものが多いですが、化学製品は静電気を発生しやすいので、木製や天然毛などの自然な素材の製品に変えることで軽減できます。
摩擦によって静電気が起きると髪が余計絡みやすくなって、キューティクルが傷む可能性がでてきます。
静電気除去ブラシもおすすめです。
静電気を逃す加工がされていてキューティクルを守ってくれます。
髪の乾かし方に気を付ける
熱風を髪に当て続けると、必要以上に髪を乾燥させてしまい、「オーバードライ」という状態になります。
オーバードライの状態が静電気を発生させる原因となってしまうことがあります。
まずは、吸湿性の高いタオルを使ってタオルドライをします。
このとき、ごしごしと強くふくと髪を傷めてしまいますので、優しくふきましょう。
ドライヤーを使うときは、手首を振りながらドライヤーが一ヶ所にあたらないように気をつけましょう。
また、ドライヤーが近い距離で髪に当たらないようにすることで、オーバードライを防ぎ、静電気を防ぐことができます。
洗い流さないトリートメントを使う
ブロー前には、洗い流さないトリートメントを使いましょう。
髪を潤す効果があり、乾燥を防いでくれます。
オイルタイプとミルクタイプの2種類が主流ですので、髪質に合わせて選んでください。
- オイルタイプ くせ毛や髪が傷んでパサつきの気になる方
- ミルクタイプ 細毛、軟毛や猫っ毛の方
洗い流さないトリートメントを手に取ったら髪全体につけ、なじませるために必ずコーミングをしましょう。
オイルスプレーを使う
オイルがスプレーになっているので使いやすいです。
お出かけ前にひとふきしてなじませると静電気防止になり、つやが出ます。
このとき、髪の根本や頭皮には付けないように注意しましょう。
べたついた感じがするうえ、根本がペタンコになってしまいます。
髪に静電気が起きる原因と5つの対処法まとめ
毎日のケアをコツコツと続けることによって静電気を軽減することができます。
静電気が起きやすい状態の髪は乾燥しているので、パサついて見ためもよくありません。
つやつやの髪になると肌もきれいに見えて、実年齢マイナス5歳となることでしょう。